ディスポーザブル脊髄くも膜下麻酔針(”ディスタルファイン”針)
本邦初の低侵襲かつ安全な穿刺を可能とする最先端のスパイナル針
針先端部のみが細径加工されている為、硬膜の損傷を極力抑えた低侵襲な穿刺を可能とします。針先端部の径差によって、針の刺入を安定化させ、ペンシルポイントにおいてもガイド針を使用せずに穿刺する事を可能とします。また、細径部が同じ径の通常のスパイナル針と比較して、優れたリコールバック性能を有したスパイナル針です。
製品名称 | ディスポーザブル脊髄くも膜下麻酔針(”ディスタルファイン”針) |
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先端形状 | K-3ランセットポイント/ペンシルポイント |
薬事承認番号 | 20600BZZ00097000 |
包装・出荷単位 | 25本/箱 |
販売名 | UNIEVER穿刺針 |
【標準サイズ/Standard size:70mm】
- 25G
先端形状 | G:ゲージ | 長さ | 製品コード | |
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先端部 | 素管部 | |||
ペンシルポイント | 25G | 23G | 70mm | 22202600 |
K-3ランセットポイント | 25G | 23G | 70mm | 13002600 |
特徴
先端部の細径加工
スパイナル針において口径の細い針の方がPDPH(硬膜穿刺後頭痛)の発生率が低減すると報告されていますが、細い針は、コシ(剛性)が無い為、穿刺時に針が真っ直ぐと進みにくいとされています。”ディスタルファイン”(先端が細い針を意味する)針では、針先端部から7mmの位置までを細径加工(2ゲージ差)している為、針のたわみを抑え安定した穿刺を実現しています。
リコールバック性能&クリスタルクリア―ハブ
先端の細径部に対して素管部が太い作りの為、CSFのリコールバック性能に優れています。また、針基は透明度の高いポリカーボネート製を採用している為、CSFのリコールバックをより早く、容易に確認する事が可能です。
ガイド針を用いずに穿刺が可能
細径部の口径が同じ通常のスパイナル針と比較して、針先端部のみが細い作りの為、穿刺時の針のたわみが抑えられる事から、より安定した穿刺を可能とします。また、ペンシルポイントにおいて、(先端:25G/素管:23G)×70mmの仕様では、ガイド針を使用せずに穿刺を行う事が可能です。
性能データ集
ただいま準備中です。用法
くも膜下腔は脳脊髄液で満たされている空間空間へ麻酔薬を注入して、脊髄神経の自律、感覚、運動神経を一時的に遮断する麻酔法です。
麻酔の範囲は腰椎から下にあたります。
手技が容易で、安全な脊椎麻酔(脊髄くも膜下麻酔)は、麻酔科だけでなく、外科、産科、整形外科でも広く施行されています。
利点は局所麻酔薬が少量で即効性に優れ、十分な筋弛緩が得られることです。欠点は初めに効かせた部位の手術しかでず、手術時間が限定されることです。
代表的な適用
- 虫垂炎の切除
- 帝王切開
- 肛門、会陰部の治療
- 重度の腰痛
- 足の骨折の治療など
ペンシルポイント
針先はWhitacreタイプです。ユニシス独自の改良がされており、円錐状で針先の無いデザインは硬膜繊維を切断することなく、分け入るように刺入します。この為、穿刺孔が素早く閉塞しCSFの流出が少なく、PDPHの発生が減じられます。
また、側面に開口した注入孔はバスタブ(舟底)状の独特な形状(実用新案No2112670)をしており、硬膜通過時のタップ感を確実に術者が感じられるだけでなく、より素早いリコールバックを達成しています。
K-3ランセットポイント
針先はQuinckeポイントタイプです。針先の切れ味が求められる、用途・シチュエーションも想定して、適度な穿刺感覚と切れ味を有するK-3ランセットポイント仕様の用意もございます。
※上記標準品以外のご要望は、お問い合わせください。
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